身体の70%は水
心身の健康は体内の水の循環で決まる
身体中の水の流れをよくすることで、より若く、より元気に過ごす事ができます。
身体の中にある水を「体液」といいます。
体液として思い浮かぶのは「血液」や「リンバ液」でしょう。
実はこの他にとても重要な「脳脊髄液」という体液が存在します。
この 3つの体液の循環をよくすると、身体は自然治癒力が増し、
疲れ知らずの健康な身体を手に入れることができるのです。
血液は、「心臓」というポンプ機能を使って、体の隅々、頭の先から足の先まで酸素や栄養、ホルモンを運ぶ重要な役割を担っています。
そして酸素や栄養等を運ぶだけでなく、老廃物や過剰な物質を運び出して、それを体外に排泄するという働きまでしています。
例えるなら住宅街に移動販売で食べ物とか生活必需品を届けてくれる。
それだけでなく、ゴミ収集もして、そのゴミの処理までやってくれるような感じでしょうか。
血液は何役もこなしてくれる、なくてはならない大切な働きをしていることがわかります。
体内の水分量が減少すると、血液中の水分も減少するので、粘度が高い状態の「ドロドロ血液」になります。
そうなると、栄養素や酸素がうまく運ぶことができずに体調不良を起こしたり、脳梗塞や心筋梗塞などの血管が詰まる病気を発症することもあるので体液の循環をよくする事が必要です。
体液の循環が悪くなると、体調不良や病気の発症だけでなく、意識(脳)の覚醒水準が下がるので、身体の活動性は落ち、認知症の方であれば、生活に問題となるような行動が出たり、意識障害(体内水分1%減少で出現→イライラ、ウトウト、ボーっとする、落ち着かない)が強く出ることもあります。
意識(脳)の覚醒水準が下がると尿意・便意を感じられなくなって失禁するようになったり、行動の抑制や情動の制御が難しくなったりすることもあります。
身体の活動性も下がるので歩行がふらついたり、不安定にもなりますし、諸活動にも悪影響を及ぼすことがあります。
これらは記憶力が低下している認知症の方にはより顕著に出現することが多くあります。
身体全体は森であり、数値という木だけで原因を特定するのは困難です。
画像診断という原因特定の手段もあります。
そもそも、医療は身体を全体としてではなく、痛みや症状に出てきている部分に対して診断をし治療を行う対症療法です。
それは、時としてモグラたたきのように、こっちが悪ければ、こっちを叩き、あっちが悪ければあっちを叩くというその場しのぎの痛みや症状に対するアプローチに終始しがちで、根本的な完治を目的とするような医療体制ではありません。
数値により薬を処方して数値が改善されても、それは原因が解決されたのではなくて、症状が抑えられただけの対処療法に過ぎません。薬は、あくまでも人間がみずからの力で病気やけがを治(なお)すための一時的な応急処置となるものです。
くすりを用いて早期に症状を抑えて、あとは私たちがもっている自然治癒力を回復させることが、本来の薬の役目なのです。
患者には出すけど、医者が飲まないクスリが実はあると言われています。直ぐに薬を処方することによってかえって直りが遅くなることさえもあるそうです。
精神科に至っては、そもそも薬で治すような類のものではない場合でも、直ぐに薬を処方して悪化の一途を辿るケースが頻発したために、薬の処方を徐々に減らす方向に近年では治療方針を転換している最中です。薬を抜くと、心の病は9割治るとさえ断言している精神科医もいるぐらいです。
本当に心身にとって必要な薬は、私たち自身の身体が持っている自然治癒力です。
これは、身体に限らず、心に必要なのもリラックスすることだったり、夜はしっかり寝て
寝ている間に脳のゴミがホルモンの働きで掃除されたりすることで、自律神経が整う事で
心も自然に回復してくるのです。
自然治癒力に勝る薬はありません。
身体の持つ最高の薬を使わないのは、宝の持ち腐れです。
身体の持つ薬である自然治癒力には、副作用がなく、生命本来の維持にとって必要な薬を自然治癒力という最高の医療機関で治すように日夜休むことなく24時間365日働き続けています。
身体を治すのは自然治癒力だけです。
※医療の必要性や優位性を否定するものではなく、適切な医療が自然治癒力を損なうことなく、健康に役立つものであることに異存は全くありません。