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体液の循環は、生命維持活動そのもの

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体液の循環は、生命維持活動そのもの

 私たちの身体は栄養をを吸収し、老廃物を排泄して生命活動を日夜休むことなく行っています。

「毎日食べて、おしっこやウンチ」をしている活動そのものが生きていくためには必ず必要です。

口から入った食べ物は、食道→胃→小腸→大腸を通る聞に消化・吸収されます。
そして、残りかすが肛門から体外へ出ていきます。

 口から入った食べ物は、胃で強力な胃酸と混ざります。そして、小腸や大腸を通るときに
吸収された栄養が、身体の細胞まで運ばれていきます。

運ばれた栄養で細胞が活性化すると、身体は身体として機能します。
 細胞の数は、全身で37兆個ほどといわれています。

栄養は細胞へと運ばれ、代わりに細胞は要らなくなった細胞はおしっこや汗やインチなどの老廃物を外に運び出します。

運び出す役目を体液は担っています。

栄養が運ばれなかったら、筋肉や身体のあちこにある臓器が動けなくなります。
老廃物が排出されなくても、毒素が体に溜まって、身体のあちこちが炎症を起こしたり、動けなくなったりします。
体液の循環が滞ると、生命活動自体が危ぶまれる事態に陥ることがこれらのことから分かるかと思います。
体液とは、身体の中にある液体の事で、ここでは心身の健康に欠かすことが出来ない
3つの体液である、「血液」「リンパ液」「脳脊髄液(髄液)」

体液が十分身体のすみずみに行き渡りその働きを充分果たしていれば、心身の健康を保つことができます。
元気でいるための条件として、身体の60%近くを占める体液が全身を駆けめぐり、
栄養素と酸素身体のすみずみ行き渡り、老廃物と二酸化炭素を体外に排出する機能が正常に動いている必要があります。

体液が身体にぐるぐる循環している機能自体の事を、循環系呼びます。

循環系には3つあります。

私たちの身体は体液を通じて消化管 (口〜肛門 )からの栄養の供給、呼吸器系 (鼻〜肺 )、
排出系 (腎臓〜尿道 )とのやりとりが行なわれています。

そのためには体液は体内を規則正しく流れる必要があります。 
それを確保するため、体液を流す管状の構造や、そこに流れをつくるポンプのような器官が存在します。
それを循環系といい、循環系は、3つあります。

体液とは、「身体の中にある液体の総称」の事で、「血液」「リンパ液」「脳脊髄液(髄液)」
の3つです。

3つの循環系 1つめ

循環系の一つめは、「血管系」

全身をくまなく回る「血液」「血管系」2つの流れは静脈と動脈
          
血液の通り道である血管と、血液を循環させる役割をする心臓などをまとめて
「血管系」といいます。

血液は心臓によって加圧され、動脈を通じて全身へ送られます。
毛細血管に達すると細胞に栄養分、酸素などを渡し、静脈を経て心臓へと戻ります。

循環系の 2つ目は「リンバ系」

血管系とは別にリンパ管とリンパ節からなるリンパ系が、やや独立した循環系として存在しています。

リンパ管を通る体液はリンパ液と呼ばれています。

      
蚊にさされて膨らんだ患部を絞ると無色透明の液体が出てきます。
無色透明の液体がリンパ液です。

心臓から送り出された血液は、毛細血管に到達すると毛細血管の薄い壁から血漿成分(けっしょう)が押し出され、
毛細血管の外 (細胞間 )に絶え間なく広がっていきます。

この押し出された血漿成分が細胞間液といわれるものです。

私たちの体内にある一つひとつの細胞はその細胞間液に浸っているようなイメ—ジです。

細胞間液が細胞に酸素や栄養素を渡す一方で、細胞の代謝によって生じた二酸化炭素や老廃物を受け取ります。

その 90 %ほどが毛細血管に戻ってきます。
残ったおよそ 10 %、約2ℓほどの細胞間液は毛細リンパ管といわれる管に吸い上げられていきます。

    
毛細リンパ管は吸い込み口が広く、バクテリアなどの病原体も容易に通ることができます。
そのため、毛細リンパ管は有害物質専用の通り道になっています。

          
そして、この毛細リンパ管を通じてリンパ系に入った細胞間液が「リンパ液」なのです。
リンパ液は毛細リンパ管からもっと太いリンパ管へと流れ込んでいきますが、この流れの中で、
途中にある「リンパ節」によつてフィルターにかけられ有害物質が破壊されたり中和されたりします。

もしリンバが循環しなかったら、どうなるでしょうか ?

リンパの循環機能がなければ運びきれなかった老廃物が溜まって、流れなくなった排水口のようになります。

1週間も 2週間も台所の排水口が詰まったらどうなるでしょうか ?

身体に溜まった水はどんどん汚れていきます。この状態を悪液質といいます。

老廃物がリンパ液の中にとどまり蓄積されると、その影響で栄養素が細胞に届けることが出来なくなり、
個々の細胞が栄養失調になり身体にエネルギーが行き渡らなくなり身体は元気を失ってなってきます。

さらに細胞は老廃物にり毒が身体中に周ることになります。
ガン患者の死因の 50 %以上は、この悪液質という状態による細胞レベルの栄養失調が原因であると言われています。

逆に、細胞にきちんと栄養素を与え、老廃物を適切に取り除けば、その細胞に栄養素が身体に行き渡り元気でいられるという訳です。

リンパ液の役目は?

リンパ液の役目は主に老廃物 ( ==体内のゴミ )を運ぶことです。

老廃物回収と運搬という働きは静脈を通る血液と同じですが、大きな違いは
ゴミの大きさです。

リンパ管では血管に回収しきれなかった大きなゴミを運搬しています。
また、身体にとって有害な細菌やウィルスなどの物質をリンパ管の途中にあるリンパ節でろ過し、
有害物から身体を守っています。

たとえば、風邪を引いて喉が痛いときに、顎や首のリンパ節の部分が腫れて、
触るとぐりぐりしたしこりを感じることがあります。これは、リンパ節内
でウィルスとリンパ液の戦いが行なわれているのが、見える形、触れてわかる形で現れた状態です。

リンパ節は全身で 8 0 0カ所以上あるといわれ、中でも鎖骨の上、首、脇の下、脚の付け根、
ひざの裏には大きいリンパ節があります。

                               
健康な人の場合、リンパ液で運ばれた有害物質は、このリンパ節のところで身体から簡単に取り除ける形に分解されます。
               
ここで問題となるのは、血液には心臓という「ボンプ」がありますが、リンバ液にはボンプがないということです。

血液にはないリンパ液特有の重大な問題とは何か?

リンパ液は、ポンプがないので、ゆっくり一定方向に流れています。
そのため、身体を動かしたり、さすったりする事で、リンバ液を積極的に流すことが重要となる訳です。

リンパ節を通ってきたリンパ液は、最終的に 2つの「リンパ本幹」に集まります。

右上半身のリンパ液は、全長 1〜 3 cmの「右リンパ本幹」に。
左上半身と下半身のリンパ液は、全長 35〜 40㎝の「胸管」に。
このリンパ本料に上手にリンパ液を流し込むことができれば、それは血管系における心臓のポンプのような役割を果たします。

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