身体の水分はドンドン入れ替わります。
1日にするおしっこの量は平均、男性で1,5ℓ女性で1,2ℓ 汗やうんちも入れると
1日当たり、2ℓの水を飲んでいれば計算上は、水分を維持できる計算になります。
出る水の量と、入ってくる水の量が過不足なければそれで健康が維持できるかといえば
答えは NO です。
身体という限定された水の入れ物に、この水である血液やリンパなどを身体の隅々まで
行き渡らせる事が重要です。
血液・リンパを隅々まで行き渡らせるだけではなく、身体から不要になった老廃物を回収するもの、実は
血液・リンパの重要な役目です。
つまり、血液・リンパは必要な栄養素を届けるだけではなく、不要な老廃物の回収も行う
大事な役目を担っています。
この血液・リンパの通りみちを、道路だとするとゴミなどで道路が塞がれたり道が細くなったりすると、
充分に血液・リンパを届けられないだけでなく、老廃物など身体に不要で害になるものを身体の外に
排出しなければならないものが排出できないでいると、益々 道路が混雑・狭くなり十分な血液・リンパを届けることと、老廃物を回収する事が
出来ない状態が続くと病気になります。
水の出入りが無い湖の水は腐って魚が住めないのと同じように
血液・リンパの出入りつまり、循環が充分でないと病気になるのです。
いきなり、病気になったりはしません。
1、道路がきれいに掃除されて水がさらさらと流れている状態=「健康」
このときの身体は。疲れを感じず元気に働ける状態です。また、寝れば疲れがとれて、起床後すぐ動き出せます。
2、道路が詰まって水の流れが悪くなっている状態=「疲労」
このときの身体は、疲れやすく疲労が抜けにくい状態です。
3、水路の水がヘドロ状になっている状態=肩こり・腰のこりなど」
このときの身体は、ひざの裏や脇の下にしこりがある状態です。
4、ヘドロが餅のように流れを詰まらせている状態=「重だるい・痛い・苦しい」
このときの身体は、夜間痛、ぎっくり腰、五十肩など、常時痛みやしびれがある状態です。
健康な水の入れ物で身体が保たれているための2つの条件が、なんとなくイメージできましたか?
績り返しますが、心身が健康でいるためには。
①必要十分な体液が確保できていること(シワシワにならないために)
②必要十分な体液かさらさらと流れていること(水が腐らないために)
この2つを満たしている必要があるのです。
※なぜ、体液の循環が身体の健康だけではなく、心の健康にも関係するかについては
心と身体の相関関係のコンテンツで詳しく説明します。